智通でオナラの臭い改善と健康生活

三大疾患のうち痔ろうとよばれる症状があります。
この症状は、細菌によって肛門内部が化膿を起こし肛門内部と外部がつながった状態をさします。
この症状が発生するとズキズキした痛みや場合によっては発熱をしたりします。

 

 

痔ろうの原因

 

痔ろうの発生原因は下痢といった症状によって、直腸と肛門の境目、にある肛門陰窩といわれるくぼみに便が入り込み、その便の中に含まれる細菌が感染し化膿をおこすことによって痔ろうが発生します。
通常の状態の便ではこういった問題は起こしませんが、下痢になると入り込む可能性が高くなります。
この症状は男性に多くみられ、痔の症状の中ではいぼ痔に次ぐ二番目に多い症状です。
なお、男性に多くみられる理由はよくわかっていません。

 

 

 

痔ろうの症状

 

この痔ろうは発生すると肛門周囲の膿瘍から痛みが発生します。
従って、この膿が排出されてしまえばこの痛みは解消します。
しかし、根本原因の膿の通り道そのものは残されており、膿が出ることで再発します。
また、この痔ろうは放置しておくと癌になることもありますので根本的な治療である手術が必要となります。

 

痔ろうの手術

 

治療法としては三通りあります。

 

1、切開開放術
これはトンネル状になっている部分をメスで縦方向に切開します。
ただ、場所によっては、肛門の肛門括約筋へ影響がでてしまう場合があります。
2、括約筋温存術
切開開放術では問題がある場合この方法をとります。これは痔ろう部分をくりぬくといったイメージで行われます。
3、シートン法
これも括約筋温存術と同様に切開開放術では問題がある場合に行われます。
この方法は輪ゴムを使い、少しずつ切っていきます。そうすることで括約筋への影響が最小限になります。

 



手術から完治まで

 

手術が必要となった場合、どれくらいの期間が必要なのか気になりますね。
ここではおおよその期間を説明します。

 

1、手術してから退院まで
これはその症状にもよりますが最短で日帰りも可能なことも多くあるそうです。
2、退院から社会復帰まで
退院後、自宅療養を経て社会復帰となりますが、1週間の程度の休暇で会社への通勤が可能となります。
状況によってはもっと短くなることもあります。
3、通院の期間
日帰りで手術を行った場合、最初の一週間の間に2回〜3回、その後は毎週1回を3回〜4回程度です。
これらを合わせると痔の手術の場合、完治までの期間はおおよそ1ヶ月から1ヶ月半必要となります。

 

社会復帰できるようになるまでの期間はそれほど長くならないケースが多いようですので、手術が必要と判断された場合は早い時期に決断しそれを行うようにしましょう。



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