痔はとても不快な痔の痛み、とはいっても病院に駆け込むのもちょっと抵抗がありますね。
そこで、市販の痔の薬について紹介します。
痔の薬の効果とその成分
・痛みやかゆみを軽減する成分
リドカイン、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩
ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩
・炎症を鎮める成分
プレドニゾロン酢酸エステル、ヒドロコルチゾン酢酸エステル
グリチルレチン酸、 リゾチーム塩酸塩
・出血を軽減する成分
塩酸テトラヒドロゾリン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・殺菌消毒する成分
クロルへキシジン塩酸塩、セチルピリジニウム塩化物水和物
・傷口を治す成分
アラントイン、アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート
その他にビタミンや生薬が含まれます。
特に注意したいのがステロイドを使ったものと使っていないものがあることです。
炎症にはステロイドが含まれたものを使うほうが強力ですが、患部が化膿している場合はステロイドを含まないものの方がよいとされています。痔の状況に合わせて使い分けましょう。
痔の薬の種類
痔には使用方法によって三つの種類の外用薬とのむ内服薬があります。
・座薬
肛門から入れて使用するもので、いぼ痔の時に使用すると効果的です。
・軟膏
軟膏剤は患部に直接塗って使用します。同じ軟膏剤でも注入軟膏と呼ばれるものがあり、この薬の場合、患部に直接塗る、あるいは座薬のように中に注入して使用します。
こちらのタイプであれば、いぼ痔、きれ痔いずれの場合においても使用できます。
・外用液剤
これは液体の薬です。いぼ痔やきれ痔の際、肛門の外側、肛門付近の患部にぬって使用します。
・内服薬
これは飲んで治す薬です。
飲むことで炎症を軽減させたり、血行そのものをよくすることで痔の症状をを改善します。
内服薬の場合、有効な成分が全身をつたっていきますので、効果そのものは外用薬とは違ってゆっくりです。この内服薬も通常の内服薬同様に錠剤、顆粒、カプセルといった種類があります。
以上のような種類がありますが、通常よく使われるものは座薬か軟膏剤です。肛門外部へは軟膏剤、内部へは座薬といったイメージですね。ただ、痔になった場合、外側が目立つのでそこばかりに集中しますが、内部にも問題があることが多いので、座薬と軟膏剤を併用する方がベターでしょう。
又、同じタイプの痔の薬でもメーカー、種類によって特徴があります。
まずは自分の痔の症状がどのタイプなのかを把握してそれにぴったりなものを選びましょう。