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痔の種類の中で切れ痔という症状があります。
この症状は裂肛とよばれ、肛門の上皮が切れた状態です。
排便時に強い痛みを感じ、出血がおこります。

 

 

きれ痔の原因

 

原因としては排便の際に便秘によって硬くなった便が肛門の内部に傷をつける或は下痢によって、便が早く流れすぎて傷をつけるといったことがほとんどの原因です。
この症状は女性に多くみられ、発生する割合はいぼ痔についで女性の場合は二番目におおい症状です。
女性の場合、体質面やダイエットのために食事制限を行い、便の量そのものが減少といったことが原因となって便秘で悩む方が多くいることと関係しているといわれます。

 

 

切れ痔は悪化することが多い

 

この切れ痔は悪化する傾向の高い症状です。
切れ痔になってしまうと、排便時の痛みから排便そのものを我慢してしまいます。
そうすると、どうしても便秘がひどくなっていきます。便秘がひどくなると、便が硬くなりさらに傷をつけやすくなります。結果的にこうしたサイクルを繰り返すので症状がどんどん悪化するのです。
又、傷口に便がどうしてもついてしまい炎症を起こすといったこともあって治癒がなかなか進まないのもこの切れ痔の傾向です。

 

切れ痔の治療

 

この切れ痔にはふたつの分類があります。

 

1、急性裂肛

 

これは便秘によって通常より硬くなった便が肛門を通るときにキズをつける病気です。
ひりひりとした強い痛みがあり出血を伴うこともあります。
ただ、傷そのものは浅いケースが多く、治療は便を軟らかくする薬を飲むと同時に坐薬を使用し患部の治療を行います。大半はこの治療で治りますが、薬物療法を続けてもよくならない場合は手術が必要となります。

 

2、慢性裂肛
これは急性裂肛を長期にわたって繰り返すことで肛門そのものが狭くなった症状です。
肛門がせまくなっているので便が細くなっているのも特徴です。
この場合は肛門に慢性化した傷が内部にあるため、痛みや出血が繰り返されます。
こうなってくると、手術を行うしか手段はありません。

 

 



切れ痔対策

 

切れ痔はそれを繰り返すことでどんどん悪化し、最後は手術が必要となります。
食物繊維を多くとる、便が硬く場合は水分を多くとるといった日頃から食生活に注意をし便秘への対策をきっちり行うことがとても重要です。
ちなみに排便がスムーズな状態を続かせることが出来れば、大抵の場合3〜4日で改善するようです。
とにかく、切れ痔は繰り返しやすく悪化しやすい症状です。よくなったと思っても、快適な排便を続かせるこれがもっとも重要です。



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