赤ちゃんの便秘は誰もが経験すること
「ミルクしか飲んでいないのにどうして!?」と、赤ちゃんの便秘に不安になる新米ママも多いのではないでしょうか。
実際に病院では赤ちゃんの便秘で来院するママも多く、決して珍しいことではありません。うんちは赤ちゃんの健康をチェックするバロメーター。
気持ちよくうんちができるからだになれるよう気をつけてあげたいですね。
赤ちゃんの便秘サイン
●発熱などの異常がないのに機嫌が悪い
●ミルクの飲み方に元気がない、量が少ない
●ミルクを飲んだ後に吐くことが増えた
●うんちがコロコロと硬く、肛門が切れることもある
●お腹が張っている
赤ちゃんの便秘のおもな原因
●母乳・ミルクの量が足りていない
●水分をとる回数・量が少ない
●腸に刺激を与える運動が少ない
●離乳食をはじめて食生活が変わった
●食物繊維や乳酸菌をとる量が少ない
●おむつかぶれや肛門の切れによる痛み
●夫婦の不仲などによる精神的ストレス
●ママが便秘で良質な母乳が出ていない
赤ちゃんのために大切にしたい便秘解消習慣づくり
水分補給をこまめに
赤ちゃんはとても汗っかきで新陳代謝が活発。お散歩やお昼寝、お風呂の後など、のどが乾きやすいタイミングを見計らって、こまめに水分をあげるようにしましょう。
水分をしっかり補給することで、便が柔らかくなりうんちがしやすくなります。
食物繊維や乳酸菌をたっぷりとる
授乳期から離乳食への切り替え時期は、腸内環境も大きく変化するため便秘になりがち。
偏った食事は便秘や好き嫌いのもとになるので、いろいろな味や食感があるバランスのいいごはんを考えて。
特にうんちのかさを増やす食物繊維や腸内環境を整える乳酸菌を意識するようにしましょう。
腸を動かす生活習慣をつくる
自律神経の良好はたらきといきむ筋力は赤ちゃんのうんちにとっても大切。
小さい間はお腹をさする「“の”の字マッサージ」や赤ちゃん体操などで腸の動きを助けてあげましょう。寝返りやハイハイができるようになったら十分なスペースを整え、お散歩にもたくさん出かけるようにしましょう。
おしりを清潔に保つ
おむつかぶれや硬いうんちで痛みを感じると、赤ちゃんはうんち=不快なものと覚えてしまって、うんちがキライになることがあります。
おしりや肛門のケアはていねいに行い、清潔に保つようにしましょう。